校長室より

2021年02月

2021.02.12

英単語フェスティバル

英単語フェスティバルの様子を見学させて頂きました。英単語フェスティバルは、1年生のコミュニケーション英語Ⅰの授業で行われている英単語を楽しく覚えることを目的とした取組です。昨年の6月からおおよそ月に1回のペースで行われ、今回が最終回でした。

↓解答開始!気合が入っています。

毎回、上位3クラスと個人の上位7名に手作りのりっぱな表彰状が授与されます。担当の冨田先生によると8回を通して、約3,500語の英単語に取り組んだそうです。今年の1月に第1回目が実施された共通テスト(旧センター試験)に対応するためには、約4000~5000語の英単語が必要とされていますから、1年生で3,500語への挑戦は、凄いことだと感心しました。

↓1位の生徒に冨田先生から賞状が授与されました。

今回のフェスティバルで、1位になった女子生徒(個人情報保護のため名前を紹介できないのが残念ですが、彼女は8回のうち4回優勝しているそうです。素晴らしい!)は、「日頃の勉強の成果が数字で表れるので励みなる。大変だけど表彰などがありモチベーションがあがる。」と話してくれました。

↓上位3クラスの代表と個人で7位までに入った皆さん。おめでとうございます!

高校卒業後、どのような進路に進むにせよ英語はこれからの時代に必要不可欠です。英単語フェスティバルで身に着けた単語力を土台に、2年生、3年生では会話、作文、読解などの力も向上させてください。

2021.02.10

祝!文部科学大臣賞

第71回中日かきぞめ展(応募総数14,020点)で文部科学大臣賞を受賞した3年生男子生徒(個人情報保護のため名前を紹介できないのが残念です)が担任の横山先生と校長室を訪れ、受賞の報告をしてくれました。

↓本人、横山先生(右)と記念写真

彼は、小学校2年生の時から地元の書道教室に通い腕を磨いてきました。今年で書道歴は11年になります。高校生になってから、様々な展覧会で賞を取れるようになりました。彼によると、「書道は書く人、評価する人、鑑賞する人がいて完成される。故に、自分の思い通りにはいかない。そこが書道のおもしろい(興味深い)ところ」だそうです。書く文字によって、膝を着いて書いたり、立った状態で書いたりすることもあり、大きな作品になると50分くらいかけて書く場合もあるそうです。

↓昨年の同作品展で、岐阜県知事賞を受賞した作品

彼は、卒業後も書道を続け、将来はデザインと書を生かせる職業に就くことが目標だそうです。

↓見ていると勇気が湧いてきます。

彼の作品をいくつか見せてもらいましたが、優雅で落ち着きのある墨跡でした。今後も見ている人の心を豊かにする作品を期待しています。なお、彼が文部科学大臣賞を受賞した作品は、3月14日(土)以降に本ブログにて紹介する予定です。

2021.02.02

校舎に描かれた壁画・壁書

本校の校舎の壁面には、文字や壁画が描かれています。この学校に赴任した時から、どんな謂れがあるのか気になっていました。校長室にある知多東高の5周年記念誌、10周年記念誌に壁画や文字の説明が載っていましたので、紹介します。

教室棟東側の壁画「三本の樹」

この壁画は、知・徳・体の調和のとれた教育への願いを表しています。

↓教室棟西側の壁画「太陽」

この壁画は、緑豊かな明るい学園と力強い隆盛を象徴する。

この二つの壁画は、本校の前身である知多東高の創設時、「知多市造形部」に所属する小中学校の先生方によって描かれたものだそうです。そこからは、知多東高時代から連綿と続く知多市との深い繋がりがうかがえます。

↓体育館東側の壁書「MENS SANA IN CORPORE SANO」

これは「健全なる精神は健全なる身体に宿る」という諺をラテン語であらわしたものです。

↓教室棟中庭側の壁書「自由・平等・友愛」

これは1789年に勃発したフランス革命の時に掲げられた標語です。フランスでは1958年に制定された憲法に明記されました。1948年の国連総会で採択された「人権宣言」にもこの精神が継承されています。

壁画、壁書ともに知多東高の創設以来、40年以上の長きにわたってわたってこの学校を見守ってきました。今後も壁画、壁書に込められた思いや願いを引き継いで行きたいと思います。

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