校長室より
2021.12.14
知多高校の今
現在、東海市から常滑市に至る新しい自動車専用道路「西知多道路」の建設工事が進められています。それにともなって令和5年3月頃までに旧知多高校の校舎が解体されることになりました。(現在は解体のための調査が始まっています)今回、県教委から連絡があり、調査・確認のため、本校事務室のスタッフと校舎の中に入ってみました。
↓校門を開けて校地に入ります。
本校の前身である「知多高校」は、平成19年に閉校となりました。その後、グランドは「大知山グランド」として一般に開放され、校舎は埋蔵文化財の倉庫として利用されています。
↓玄関、外見は往時の姿をとどめています。
↓昇降口、この階段をたくさんの生徒が昇り降りした様子が目に浮かびます。
↓雑草の茂る中庭
↓埃はたまっているものの、それほど傷んでいない廊下
↓卒業式当日の黒板がそのまま残っています。時が止まった!
↓立守先生は、現在翔洋高にお勤め、何かの縁を感じます。
閉校から14年たち、校舎の中も外も荒れ放題の状態したが、黒板には卒業生が残した落書き、当時勤務されていた先生の名札などが当時のまま残っていました。一つ一つの教室や職員室を見ていると、明るく元気に活動している生徒や先生方の様子が目に浮かんできます。知多高校の校舎はなくなっても知多高校の「魂」は本校の中で生き続けています。
「夏草や兵どもが夢の跡」(松尾芭蕉)